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読者の方からどうしたら英語の勉強を持続できるかという質問がきました。同じような質問がほかにも来ていますので、今回はこれらの質問にお答えしてみようと思います。
英語の勉強が途中で嫌になって持続できない理由は
1. 無味乾燥でつまらない
2. なかなか上達しない
というのがほとんどだと思います。
面白くて上達が目に見えたら誰もやめられなくなるでしょう。このことから次のことが言えます。
1. 興味がもてるような勉強方法をいつも考える
2. 上達が目に見えるような方法を考える
この二つをいつも実現していれば飽きてやめてしまうことはないはずです。いっけん、難しそうですが、そんなことはありません。大橋巨泉という以前によくテレビに出ていたタレントは、今カナダで物品販売のお店をやって成功していますが、この人は音楽が好きだったので英語の歌詞を覚えることで英会話の勉強を始めたと言っています。
昔、筆者の友人で性描写がすごいと言われる「チャタレー夫人」を辞書を引き引き必死に読んだという人がいましたが、同じことです。では海外のアダルトビデオをヒアリングの勉強のために見ようと言う人がいるかも知れませんが、他の目的のためならともかく、英会話の勉強には不適当です。なぜかと言いますと、この手のビデオの中で話される英語はほとんどわれわれ日本人が使ってはならないスラングであり、スピードも速すぎるからです。
私たちには昔習った英語が通じてうれしかったという体験がありますが、同様の体験を続けるよう工夫することです。最近のOLで毎年2回海外旅行する人がけっこういるそうですが、半年後の旅行を目標にして英会話の勉強をすれば励みになるはずです。旅行もはじめはツアーでいくわけですが、慣れてくるとホテルに泊まらずにコンドーミニアムに泊って自炊したりして近所の人と付き合ったりします。飛行機ではなく、船旅をしますとパーティがあったり、ディナーで隣の人といやでも話さなくてはならず、勉強になります。そんなことから友達になり今度家に遊びに来ないかと誘われたりしてうれしいものです。
筆者が以前に何遍も申し上げているようにある程度意志が通じるようになる英研2級レベルまでは効果が目に見えます。ですから工夫さえしていれば英語の勉強が無味乾燥ということはないと思います。ただしこれもたびたびお話しているようにたまに、少しづつというのは効果がありません。今日2時間やったと思ったら、その後一週間やらないというのでは効果が上がりませんが、毎日30分づつでも続けていると必ず効果が表われます。
問題はこのレベルの後なんですね。いくら努力しても上達しているんだか、していないんだか、わかりずらくなります。「英語がうまいですねぇ。」とほめられることもあるし、外人と友達になっても意志の疎通には困らないし、自分でもずいぶんうまくなったと思っています。ところが海外旅行で飛行機に乗ると機長のアナウンスがわからない、外国の友人にもらった英語の原書が辞書をひいても読めないなんてことがでてきます。
この段階になっても興味を持って勉強するという方法を続けるべきです。効果が以前ほど目に見えなくなりますが、持続していると必ず報われます。ただし間口を狭くしたほうがよいと思います。たとえばヒアリングに集中するとかで、ヒアリングもニュースならニュースに徹底し、ニュースのトピックも限定して、そのトピックに関する語彙はJAPAN TIMESなどを読んで記憶しておきます。リーディングでも同様に小説なら作家を限定するとか、専門の分野に集中するとか、やはり間口を狭くしたほうが効果はあがると思います。
筆者の場合も最近英語力の不足を痛感しています。自分は翻訳者としての基本的な力があるのかしらなんて思うこともあります。最近は超多忙で休日も返上して仕事をやることが多くなっていますが、休めるときはこのようにして選んだ原書を読むのが大きな楽しみです。気が向けば辞書もひきます。先日は3日連休できたので、家族サービスも兼ねて2泊3日で温泉に行きましたが、温泉に入っては読書三昧でJohn Grisham の最新作THE PARTNER読み終わりました。
えっ、やる気が起きないですって!
そういえばそのようなメールもきていましたね。甘ったれるんじゃないなんて言わないで考えてみましょう。筆者も以前、忙しいのに次から次へと勉強することだらけでいやになったことがあります。そんな時にある人から「人間というのは苦労して勉強し、挑戦し、そして成長するように生まれついているのだ」と言われたことがあります。そうしたら勇気がわき、その後弱音を吐かなくなりました。このように割り切るとやる気がでるのかも知れませんよ。人間は死ぬまで勉強するべきならやるしかないですものねぇ。
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