こんにちわ! お元気ですか。さて今日は文法の続きです。
前回引用した英会話教材"American Streamline" Departureに
"Last night there was an earthquake in Mandanga. The earthquake destroyed the Central
Bank."とでてきます。
The earthquake の The は前にでてきた earthquake を指しているのはすぐわかると思いますが、Central Bank は、初めてでてくるのになぜ the がついているのでしょうか。この Central Bank (中央銀行)は日本銀行のような公的銀行で一つしかないから the がついているのです。文法的知識があると、この文章を読んだ瞬間にそのようなことがわかります。
the United States of America の the もそうで Have you been to the States? と聞かれたら、この the States は the United States of Americaの略ですから、the は省略できません。
実はこの定冠詞は英文法の中でも最も難しい分野なのですが、あまり専門的にやる必要はありません。あくまで読解力向上のためということにするべきでしょう。ちなみに日本人英語学習者にとって最も難しいのは、この定冠詞/不定冠詞と単数/複数、時制の一致で、これだけはどんなに努力してもネーティブスピーカーにかないません。この定冠詞とか単数/複数について勉強したいという上級者あるいは文法が好きでたまらないという人に参考書を記しておきます。
「英語のなかの複数と冠詞」 小泉賢吉郎著 ジャパンタイムズ発行
(例えばI like a girl. と I like girls. とどう違うかが理論的に説明されている労作)
文法をこのような観点からやっていくと面白くなります。なにしろにっくき(?)ネーティブスピーカーと対等になれる武器はこれしかないわけですから。
話はそれますが、ネーティブと言ってもいろいろです。語感のするどくない人に聞くと何を聞いてもわからないときもあります。例えば筆者が何年か前にある契約書がわからなくて、大学を卒業したばかりのアメリカ人に文章の読解について質問したのですが、筆者のわからないところにいく前に冒頭のBoth partiesのpartiesでひっかかってしまったんです。partyの意味がわからないというのです。この場合は、契約書ですから「当事者」という意味で、Both partiesは「両当事者」と訳すべきなんですね。ところがこのアメリカ人は契約書なんて読むのが初めてだったので、全然わからなかったわけです。
面白かったのは、またある別の人は何を聞いてもわからなかったんですが、答えられることを聞くと喜んで得意になって教えてくれました。こんなわけですから、英文のリライトとかチェックとかですと、能力がない人ですとまったく役に立たないわけです。
さて話はもどって文法がどうしても面白くならないという人は参考書を一冊読んでおけばよいでしょう。つまらないものを勉強する絶好の場所(?)、トイレで毎日読めば3ヶ月もあれば読めると思います。初級者にも上級者にもためになるものを一冊だけ推薦しておきます。
「明快解説英語の基本」 牧 雅夫著 北星堂書店
ただし推薦された本でも自分で読んでよくわかる、あるいはわかりやすくなければ買わないほうがよいでしょう。書店で手にとってよくわかるものであればなんでもよいと思います。
さて読解力向上についてはとりあえずこれで終わりにしますが、語彙を増やし、文法をきちんと理解すると読解力がアップすることが、おわかりいただけたと思います。
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