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マイクです。しばらくです。下記のような相談メールがきました。内容が面白いのでホームページ上で展開したい
と思います。
マイクさんのホームページをいつも楽しく読ませていただいています。
私は現在アメリカに住んでおり、アメリカ人の夫がいます。夫は日本語が話せるので(私の英語力の方が上ですが)家では英語と日本語の両方をたまに混ぜなが
ら話しています。
私はもちろん英語を伸ばしたいので100%英語でいいのですが、彼も日本語を勉強したいという気持ちを尊重した結果、英語と日本語のミックスというわけで
す。
最近私はアメリカ法人の会社に勤めるようになり、特に電話がかかってきた時の名前のスペルと会社名を聞き取るのが非常に苦痛です。何度きいてもわからない
ことがあり、あきらめて上司から怒られることもあります。とくに名前や会社名のスペルを取ることは基本的なことなので、できない(いつもできないわけでは
ないのですが)自分がとてもつらいのです。
またネイティブのように話せないのはもちろんなのでしょうがないのですが、どうしても英語を話すときに自信のなさがでてしまうため、実際に話せるレベル以
下にしかみられません。会話についていかれないときはだまってしまうので結果としてつまらないと思われることもあります。
私自身、英語が好きで翻訳の国家試験にも合格しました。がんばっているとは思っても、つまづくことばかりです。結婚する前の自分なら英語向上のためには何
でもしましたが海外の生活が長くなり(今はアメリカに3年います)結婚まですると、英語向上のために友達をつくるということや英語を向上するために夫の日
本語を無視して英語だけにするという風なガッツが正直でてこなくなってきたのが本音です。どこかで「どうせこの国に一生住むのだからいずれは英語もうまく
なるだろう」という甘えがあるのでしょうか。
このような状況で英語が向上できるなにかいい
アドバイスがございましたらぜひお願いいたします。特に私はリスニングに問題があります。
さてアドバイスなのですが、正直言って私がこの方だったとしても会社名や個人名は聞き取れないと思います。私が経営する翻訳会社にはEnglish
native speakerが何人かいますが、彼らにしても固有名詞を一回で聞き取るのは難しいと思います。
日本語でもそうですよね。変わった名前がいっぱいありますし、繰り返して聞いても間違っていることがしばしばです。まして母国語でない英語だったらこれは
大変です。それができないからと怒ったり、嫌味を言ったりする日本人がいてその人がアメリカ人と同様にヒヤリングできると言ったら私は信用しません。
アメリカとかカナダ、オーストラリアもそうですが、移民の国でもあり、出身地によってなまりもあり、これがまた大変です。フランス語のアクセントの取れて
いないアメリカ人、通称シュワちゃんで日本でも親しまれている現在のカリフォリニア州知事のシュワルツェネガーさんなどもどこの出身か忘れましたが、発音
が変ですよね。
英語というとみんな同じみたいですが、ニューヨーク出身の俳優ロバート・デニーロの英語とエリザベス女王の英語は発音から何から全部違います。ロバート・
デニーロは俳優ですから、エリザベス女王の英語は真似することができるかもしれませんが、エリザベス女王はロバート・デニーロの英語を絶対に真似すること
はできません。
固有名詞どころか同じアメリカ人同士が初めて会って話が通じないということもたまにあります。私の以前の友人で東海岸に住むアメリカ人が西海岸のあるコン
ビニでタバコを買おうとしたら英語が通じなくて相手に「英語を話してくれ」と言ったというウソみたいな本当の話があります。
そのくらい英語のヒヤリングは難しいもので同時通訳者でも苦労する部分です。
ですからあなたの場合、自分はNon-native
speakerなのだと開き直ってしまうことが大事で、自信喪失することなんてありません。具体的にはspell
outしてもらうことが必要だと思います。
もしかしたらspell outしてもらっても電話ですと、tかpかわからないときがあるかも知れませんが、このようなときは "T like
Tom?" とか "P like Paul?"
のように聞けば相手は答えてくれ正確なスペルがわかります。これはアメリカ人もわからないときにやっています。
余談ですが、貿易などのinternational businessでの電話でのやり取りのときは、日本人同士でもパリのP,
香港のHとか、いきなりスペルアウトしないで一字ごとにやっていることがあります。
もう一つ、あなたに助言したいことがあります。いつも筆者が主張しているように英語のレベルが上に行けばいくほど、上達が難しくなります。あなたの場合は
通常の生活には困らず、会社にも英語で話ができるというレベルまでいっています。ですからご主人と英語で会話をしてもヒアリングのスキルはアップしません
し、英語自体もそれ以上、上達しません。あと何年いても今のままか、少しよくなる程度です。
ではどうしたらいいかということですが、まず語彙を増やすことです。難解な語彙もふやしたほうがいいでしょうが、取りあえずヒヤリングをスキルアップする
ためにはタブロイド版の新聞だとか、大衆的な週刊誌などで口語的表現やスラングを出来るだけ覚えたほうがいいでしょう。
もう一つ楽しみながら英語力をアップする方法があります。英語圏の国にはさまざまなコミュニティやサークルがあります。そこに参加して知らない現地人と一
緒に共同で何かをすることがコミュニケーション能力をアップさせます。この場合、大事なのは勤務している会社とは関係ないところに参加することです。
出来れば有料のところのほうがいいと思います。お金を払いますと一週間に最低一回とか行くようになるからです。私塾みたいなのもいいかも知れませんね。
私だったら哲学者ヘーゲル研究会とかに行ってみたいなと思います。
少しは参考になったでしょうか。
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