時間のない人の英会話勉強法時間のない人の英会話勉強法(2)

マイクです。最近次のようなメールを読者の方から頂きました。

私の職業は設計士です。 とは言っても奥が深く一人前になるにはまだ10年はかかるでしょう。 私には沢山の目標があります。日本で今現在考えている目標を達成した時、 一度海外の建築も見てまわろうと考えております。 行きたい国は数多くありますが、まずは建築の勉強の合間に (合間にできるような事ではないと思いますが;) いつか来るであろうその日の為に英語で話せるように勉強したいと考えています。

自慢にもなりませんが中学生から英語は一番苦手科目でした。 その後は専門分野に進みましたから英語能力といったら 中学生で止まっている。と言っても良いかもしれません。

そんな私ではありますが今回本気で勉強したいと思っています。 実際激務で帰宅するのは深夜という日々ですし 休日は建築関係の講義などを受けに行ったりしていて 自分の時間等というものは殆ど作れないでいます。 唯一自由な時間が車通勤での往復。 これが1日の時間の中で馬鹿にならず2時間半にもなります。 音楽を聴いたりテレビを見たり(止まっている時です^^;)して 通勤しておりますが、その時間を利用できないかと。 テープを聞いたり家に帰って30分でもテキストを読む程度で 英語って話が出来るようになるものでしょうか?

私の目標は「現地の方と会話ができる」というものなのですが、 そこまで覚えるに必要な時間と勉強方はどのようなものが良いでしょうか?

お忙しい事と思いますが、もしこのメールが目にとまる事がありましたら ご指導の事宜しくお願い致します。

この方のように、「本気で英会話を勉強したい」という人は多いですね。そして巷には英会話教材や英会話学校があふれています。ここで英会話の勉強方法について説明する前に、英会話とは何かについて考えてみたいと思います。日本人同士の会話ではどのようなことが話題になりますか?会社や学校の話に始まり、ニュース、スポーツ、芸能界、天気、政治や家族の話に至るまで様々ですね。では、これだけの内容を英語でネイティブスピーカーと話せるようになるためにはどの程度の英語力が必要でしょうか?おそらくTOEICで言えばレベルA(860点以上)、英検で言えば準一級以上でしょう。

さて、今回の場合は「設計士として海外の建築を見て回るための英会話」と書かれていますので、初対面の人に自己紹介ができ、なんとか意思疎通が図れる程度のレベルを目標としていると仮定しましょう。苦手ではあっても中学レベルの英語はクリアしているようですから、この目標達成までの学習時間は1500時間が一応の目安といえます。もし毎日継続して学習し、合計で1500時間以上勉強したのに全く話せるようにならなければ、それは学習方法が間違っています。

会話の表現法を身につけるための勉強法としては、「マイクの一言」にも書きましたが、200くらいの短文を記憶してそれを応用するのが有効です。また、ある程度の語彙力がなければ意思疎通は難しいですから、単語力増強も必要ですね。その際、単語は文章と一緒に覚えるようにしないと使えるようにはなりません。

この単語力アップと会話表現法の学習用の教材としては、宣伝になってしまいますが、私がつくった「英ゴたまご」という英語学習ソフトがお勧めです。体験版はビックカメラなど一部の量販店に置いてありますが、インターネットでダウンロードもできます。このソフトにはスローリーディング機能も含まれていますので、タイピングだけでなくリスニング教材としても優れたソフトです。興味のある方は試してみて下さい。

英語の勉強法や教材は他にもたくさんありますが、まずは自分にあったものを見つけることが第一です。ただし、その教材や学習方法を取り入れてみて一週間も続かなかった場合には、それは自分に向かないということですから、別の教材や学習方法を試してみる柔軟性が必要です。たとえその方法を嫌々続けたとしても、学習効率は低く時間の無駄だからです。

また、「勉強時間がとれない」という悩みについてですが、時間がないことを逆に利用するくらいの気概をもって学習に取り組むことが必要でしょう。限られた時間だからこそ集中できるのです。単語集のページを切り離して一枚ずつポケットに入れて持ち歩き、ちょっとした空き時間に見て覚えるといった隙間時間を利用した単語記憶法は、机に向かった暗記法よりも単語を目にする回数が増え、より効果的ですし、また、朝の出勤前に英語の例文を暗記し、その日の昼休み、就寝前、翌朝、一週間後に覚えているかどうかをテストして復習するといった方法は、忘却曲線を利用した効果的な学習方法といえるでしょう。あるいは、就寝時に英語のテープを聴きながら眠りに入るといった方法もいいですね。この場合はやさしすぎるくらいの教材がいいと思います。自分の生活パターンに合った、効率の良い学習方法を探して取り入れることで時間のハンディは克服できます。この方のように2時間以上の通勤時間があるのであれば、車の中で単語のテープなどを聴き、単語や文を自分でも繰り返して言ってみるといった学習方法は有効です。ただし流すテープは意味のわかっている英文、または既に暗記した英単語にしましょう。意味のわからない英語をずっと流していてもあまり効果はありません。

もし機会があればネイティブと話すことは良い刺激になるでしょう。初心者のときには実践しながらやると目に見えて上達します。覚えた単語や表現が相手に通じたときの喜びは、さらに学習しようという意欲にもつながりますし、自分で使った単語は忘れにくいものです。ただし、何度も言っていますが、英会話スクールに通っただけでは上達はしませんよ。スクールは「覚えたことを発表する場」として活用しましょう。

それではGood luck!


 英語かけこみ寺へ

This page was written by Mike Sakamoto.
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