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マイクです。最近次のようなメールを読者の方からいただきました。
1月に主人の転勤でイギリスにきました。娘二人がいる主婦で短大では英語科へ通っていました。アメリカにホームスティもしたことがありますし、英会話教室とかにも通ったこともあります。
でも、でもやっぱり海外に住んでみて英語力のなさにガックリきています。基本的な簡単な会話は出来てもその先が続かないのでせっかく誰かと話す機会があってもストレスがたまります。上の娘は少しずつですが現地の幼稚園で覚えた英語をきれいな発音で話していてホントうらやましい限りです。
4年ほど滞在予定ですが、何もしなければ永久に話せるようにならないのは予想がつきます。ここはひとつホンキでガンバルつもりです!どんどん現地の人と話すのが一番の勉強とはわかっているのですが、相手あってのことなので。
とりあえずひとりで出来る勉強法を教えていただけないでしょうか。下の娘が昼寝中とか、子等が寝た夜とかしかできないのですがアドバイスお願いします。
まずご返事をする前にコメントをしたいことがあります。
この方はおそらく英語が好きだったのでしょう、短大は英文科に通っていました。英会話スクールにも行って会話も勉強し、ホームスティも経験してさらに会話能力に磨きをかけました。ところが初めて英語圏に住んでみて自分の英語がいかに役に立たないかにビックリします。
大学にしても英会話スクール、そしてホームスティなどの場合は、現地の人が私たちのことを英語はうまくない外国人として扱ってくれます。ところが現地でのビジネスや生活になりますと、相手はこちらにある程度の英語力を求めてきます。これは過酷な要求なのですが、相手が国際経験の豊かでない人にはこのことはわかりません。
見方を変えて言えば大学や英会話スクール、ホームスティではこちらが客です。ビジネスや生活になったらこの構図はなくなりますから、よほど慣れている人以外は「この英語はわかるかな」というような気持ちを持って話してくれる人はいません。
以前に「スクールの英語は英米で通じない」でも書きましたが、現地で話される英語はスクールの英語ではなく、感情を持った生きている英語です。
上のお嬢さんがきれいな英語を覚えてくるのがうらやましいとのことですが、うらやましがる必要はありません。あなたもそのようなきれいな英語を覚えるべきです。よく海外で子供が英語を覚えるが親は覚えないというような話がありまずが、これは間違っています。親が勉強をしていなかったということです。
確かに子供は私たちのように変な発音を覚えていない分だけ得ですが、これから小学校、中学校、高校、大学と英米で教育を受けないと新聞や小説を読む力は身につきません。海外では高校までが英語による教育で大学は日本の大学を卒業したと言う人は英語のヒヤリング能力は抜群ですが、難しい語彙は知らないのでNew York Timesは読めません。一言語をマスターすることはいかに大変かということです。
さてこのかたに対してのご返事をしましょう。
このかたの場合、基本的な力はかなりあるのではないかという気がします。おそらく準一級の力はお持ちなのではないかと思います。ただし作文力がないようです。これは英文を書きなれていないということでしょうね。それから語彙の不足も感じられます。
つまり私たち英語学習者が共通に持つ弱点を持っているということになります。この語彙と作文力を増やすための効果的な方法はリーディングしかありません。
テキストは新聞、雑誌、小説といろいろありますが、4年もいるのでしたらすべてをやったほうがいいと思います。取りあえず現地で売られている全国版の新聞とローカルな新聞を徹底的に読むことをお勧めします。
英語による会話は話の内容がわかっていないとさっぱりわからないものです。CNNでも BBCでも日本についてのニュースならある程度わかりますが、アイルランド問題になるとさっぱりわかりませんよね。
現地の新聞を読むことによって現地で何がニュースになっているのかが把握できますし、またスラングを覚えていくことができます。日本に来る英米人とちがって英米で話す英語はこちらが日本人とわかるとスピードは落としてくれますが、口語的表現や文法無視の言い方が出てきます。これが私たちにとって彼らの英語がわからない大きな理由となります。ローカルペーパーを読むことにより、このような英語に慣れていくことができます。
このような努力を続けていけば簡単なトピックについては半年か一年で話しができるようになると思います。そうしたら世界的な主要紙であるTimeとか、くだけたところでもTodayとかを毎日読むことです。
あるいは小説とかノンフィクションを片っ端から読むという方法もあります。筆者はこちらの方法を取りました。やさしいものから難しいものと私が読んできたものは推薦原書/ビデオテープや推薦洋書(2)に書いたとおりです。
どちらの場合も何らかの目標を立てたほうがよいようです。たとえば一ページを何分で読むとか、わからない単語がいくつになったとかです。
筆者は最近水泳によって体力増強をしようとしています。インストラクターに聞きますと1,500メートルを一時間以内で泳ぐとか、50メートルずつ泳いだときはインターバルの時間をできるだけ少なくし、さらに時間を短縮していくとか、目標を立てたほうが効果があるということです。
英語もそれと同じです。辞書を引く頻度が少なくなったり読むスピードが速くなるとうれしいものでさらに頑張ろうという気持ちになりますね。
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