マイクです。
最近読者の方から次のような質問がきました。
マイクさん、はじめまして。質問があります。私は飲食店の店長をしているため時間が不規則で英会話スクールに行くことも出来ません。
今までどのような英会話を勉強してきたかと言いますと、時間ができた時に海外旅行へ行き(特に、アジアンビーチ)、現地の人達を相手に伝わるか分からない、身振り手振りのBroken Englishでとりあえず会話することにつとめたり、本屋さんで簡単な英会話の教本を購入し何回も読み直してみたり、日常の会話の時にも覚えた英単語を使ってみたりです。
本日はこの方の質問についてお答えしながらお話してみたいと思います。
まず時間が不規則で英会話スクールに行ったりすることができず、英語を勉強する時間をきちんと取れないということを考えてみましょう。
飲食店の仕事をしていますと確かに労働時間が長く時間も不規則です。休みだと思っていたら誰かが急に休んだため店に行かなければならなかったりします。朝早くから夜遅くまで働いて、しかも休日だと思ったらまたかりだされる、確かにこれでは英会話どころではありませんよね。
こんなに忙しい人でも英会話の勉強がしたいということはどういうことなんでしょうかね。結局、自分の英語が通じたときの感動が忘れられず、出来ればもっと話せるようになりたいという欲求が出てくるのでしょうか。
ただしこのような方の場合は仕事で英語を使う必要があるわけではないでしょうから、英語はあくまで趣味ということで英語を学ぶ動機付けはそれほど強くないかも知れませんね。
話は英語からはずれますが、仕事柄私は腰痛になることがあり、水泳がいいと言われてアスレティッククラブで一週間に何べんか泳ぐようにしています。
そこのプールで水泳教室があります。私が驚くことに中年の男女の方が夜の7時から毎日か、一日おきぐらいに泳ぎに来て1,000メートルとか2,000メートルを泳いでいるのですね。しかもスピードはけっこう速いんですよね。昼間の仕事を終ってよくあのエネルギーがあると感心してしまいます。
この水泳教室の人たちにとって今さら大会に出る人はいないでしょうから、趣味でもあれだけのエネルギーを出せるのは何なのかと考えさせられます。
お客がいると朝まで営業しているスナックのマスターが健康のため水泳教室に入って二日酔いにもめげずに一日おきに泳ぎに行っている人がいます。ハードなのでたまに怠けるそうですが、出来るだけ行くようにしているそうです。私はこのような話を聞くたびによく続けられるものだと感心します。
結局、上達したときに喜びが感じられ続けようと思うのでしょうね。
英語も水泳と同じです。趣味であっても上達したときの喜びは忘れられないものだと思います。
特に英会話の場合は相手がいるわけで、人との関わりができ、友達ができたりしますから、これはこたえられません。幸運なときは結婚相手が見つかったり、仕事のチャンスができたりします。
筆者も知らない人と初めて話をしてそれから仕事が発生したり、長く個人的なお付き合いをしたりという関係になった人は何人もいます。
ですから申し訳ない言い方になるかも知れませんが、やはり「やる気」があるかどうかだと思います。
本当にやる気があれば自分のライフスタイルに合わせて時間を取り、勉強していくことはできると思います。
飲食店の方でも休憩時間に必ず勉強するとか通勤電車の中でヒヤリングをやるとか毎日短い時間でも確保すべきだと思います。
ただし時間が少ないだけに効果的な勉強法を自分の生活に合わせて見つける努力をするべきでしょうね。
英語はともかく毎日やることが大切です。一日30分、出来れば1時間やったほうがよいでしょう。英会話スクールに一週間に一回か二回行くよりも、コンスタントに毎日やったほうが効果はあります。
何をやればいいかということですが、これはその人のレベルによって違ってきます。英語を趣味でやるという人は取り合えず話せるようになればいいという人がほとんどでしょうから、会話に重点を置くのは当然です。
会話がどうしたらうまくなるかはこれもレベルとかその人のリスニング力とか読解力がどの位かによって異なります。
一般的に言えることはNHKの講座がレベル別にありますから、それを聞いてみて自分に合うのを選べばよいと思います。私も気に入っている講座はビデオに録画しておいて時間があるときに見るようにしています。
この勉強がコンスタントに出来るようになるとそれ以外にどんな勉強をしたらよいか自分で判断できるようになると思います。その上で自分に合った本を買って勉強するのも効果があると思いますし、一週間にいっぺん英会話スクールに通うのもいいと思います。ただ一つ言えることは英会話スクールに行ってネーティブの先生に教わったら英会話ができるようになるとか、アメリカに住んだら英会話ができるようになるとかという考えは捨てるべきです。
アメリカに住んでアメリカ人と結婚しても自分で勉強しない限り英語はうまくなりません。アメリカに住んだら英語がうまくなるというのは完全な幻想です。皮肉なことにアメリカに行って自然と英語がうまくなるのはかなり英語ができる人です。
アメリカには数多くの日本人が住んでいます。飲んだり食べたりするところも日本語だけで不自由しないところがいくらでもあります。せっかくアメリカに行っても食事はいきつけのすし屋ですませ、日本人ホステスがいるカラオケスナックで盛り上がっていては英語がうまくなるわけはありませんよね。
以前に筆者のところに自分の英語をなんとかして欲しいと言う人が来たことがあります。彼女はアメリカで生活することには困らないのですが、少しでも難しい話になるとついていけなくなるという悩みを持っていました。彼女の英語を聞いてみましたら「遊び」ながら覚えた英語なんですね。つまりいろいろな男性とお付き合いしたり、パーティで適当な話をしながら覚えた英語なのです。
発音も明瞭ではありませんし、表現もくだけ過ぎています。例えばYesと言わずにいつもYeahですし、Do you have a pen? ではなくGot a pen?なのです。
このような英語は教養のあるアメリカ人は口にこそ出しませんが、軽蔑しています。日本語でも「アンちゃん言葉」では真面目な人から相手にされないのと同じです。
また、この彼女はスラングなんかは私よりよくわかるのですが、少しでも難しい語彙になるとわからなくなります。
そして中学から高校の英語が中途半端な形でしか理解できていません。英語が話せる人の中でもこのような人はけっこう多いんですね。
このような人は何をしたらよいかと言いますと、文法の復習をしながら語彙を増やし、読解力をつけるべきです。英語を話せるようになるには「急がばまわれ」で基本を身につけるべきであり、また話せたり聞けたりするようになればなるほどリーディングに戻るべきだというのが筆者の考え方です。
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