単語はどのようにして覚えるか?単語はどのようにして覚えるか?
電車の中で中学生や高校生が単語帳や単語カードで一生懸命に英単語を覚えようとしているのを見ます。昔の自分を思い出して思わず笑いがこみあげてきます。
しかし今から考えますと、非効率的な単語の覚え方をしていたのも事実です。覚えたつもりでもいつの間にか忘れている、前に単語カードで書いていたのにまた新しい単語カードに書いている、ひどいときには前に覚えたかも知れないという感触すらなく、まるで初めてお目にかかった単語のようであるなどなど、私たちは自分の記憶力のなさを嘆くことが何回もあると思います。

キャバクラの女の子の名前なら何人でも一度で覚えるのに、好きな人とのデートの思い出なら何年たってもビデオを巻き戻しするように刻銘に記憶しているのに、なぜ英単語だとこれほど簡単に忘れてしまうのでしょうか。
一念発起してせっかく一日に10個覚えても次から次へと忘れては意味がありませんよね。おそらく英語学習者にとってどうしたら単語を覚えられるかということが最大の悩みの一つではないかと思います。

筆者も英語学習者として、あるいは英語教師としてどうしたら単語は覚えられるかについて悩んできました。私も学習者としても研究者としても中途半端な段階ですから、ベストではないですが、単語を覚えるノウハウを初心者の方にお伝えしたいと思います。

さて英単語は覚えられないのに楽しいことはなぜ覚えられるのでしょうか。好きな人とのデートはなんで忘れないのでしょうか。
さぁ、それではデートのように英単語を記憶するという話です。

1. 集中
あたりまえのことですが、デートには相当な集中力を込めています。英単語も覚えようと集中しなかったら覚えられるわけはありません。ところがこのあたりまえのことが意外と忘れられていることがあります。教科書や参考書に新しく単語が出てきた。そうするとそこに赤線でも引いてそれで終わりでは覚えられるわけはありません。
何べんも発音したり、ノートに書いたりして全力で覚えようとしなかったら覚えられません。

2. 辞書を引く
新しい単語が出てきたら必ず辞書を引くことです。参考書に単語の定義が出ていても辞書は引かなくてはなりません。辞書を引いて定義を読み、また例文も読むことによってその単語に親近感を覚えてきます。
辞書を引くのは面倒ですが、引くと単語の友達は増えます。辞書を引かないと単語は友達になりません。

3. 関連付け
関連付けがないと記憶はうまくいかないということは大脳生理学の常識です。単語だけを切り離して機械的に覚えようとすることは最も効率が悪い単語の記憶法です。単語を出てきた文章の中で覚えようとするとけっこう楽に覚えられます。
かっこいいネーティブの先生が発音をしてくれた単語だなんて関連付けると一回で覚えることができます。

4. 感情をこめる
感情がこもっている瞬間は記憶するのが容易です。単語を覚えるときにも感情を込めるようにすれば記憶は容易になります。
例えばgratefulという単語があります。これを中学生が使う辞書に当たりますと、「ありがたく思う、感謝する」と定義があり(ファースト英和辞典三省堂)、例文としてI am grateful to you for your kindness.(ご親切ありがとうございます)があげられています。
この例文を誰かに本当に言っていると想定して感情を込めて何回も読んでみるのですね。そうするとgratefulという単語が生き生きとしてきます。
ただし、時間がないとき、あるいは時間はあっても一気に大量の単語を覚えなければいけないときはこれをやっていると時間がかかりますので、省略して反復時間を増やしても問題はありません。

5. 反復
記憶を確定するのは反復です。そして最も効率があるのは忘れる前に反復することです。例えば午後の8時に上記の方法で10個の単語を覚えたとします。寝る前の11時にノートを開いて復習してみると単語だけみたのでは忘れかかっている単語があると思いますが、例文を読むと思い出すでしょう。
これが大事なんですね。これが寝る前の反復をしないで朝になって単語ノートを見ると、半分くらい忘れており、例文を見ても思い出さない単語があると思います。
さらに寝る前も翌朝も反復をしないで48時間後にノートをはじめて見ると単語だけを見て思い出す単語は半分以下になっていると思います。
このように反復をしないとどんどん忘れていきます。そこで忘れる前に反復することが大事になってきます。
ここまではわかったとしても一つ困ったことが出てきます。例えば勉強を毎日していたとします。そうすると1日目に覚えた単語は2日目に反復します。2日目に覚えた単語は3日目に反復します。と同時に1日目に覚えた単語も反復しますよね。4日目も1日目に覚えた単語を反復するとしたら、反復の時間ばかりかかってその次の勉強が出来なくなりますよね。
これは確かにそうなのです。5日目くらいでいったん打ち切ってもいいと思います。そのかわり通勤時間だとか、電車を待っている時間だとか別に時間を作っても以前に覚えた単語の記憶を反復したほうがよいと思います。

さて忘れてはならないことはできるだけ楽しく勉強することです。単語を覚えるのが楽しくて楽しくてしょうがないなんていうことはないでしょうが、覚えた単語が出てきて辞書を引かないですんで、得した気分になったとか、覚えた単語を使って何か表現ができて、嬉しいとか、興味を持ちながら持続することが大切ですね。
究極の方法は英語を恋人にすることです。これにかなう方法はありません。

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This page was written by Mike Sakamoto.
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