英米人は家庭より仕事を大事にするか英米人は家庭より仕事を大事にするか
マイクです。本年もよろしくお願いします。

本日はアメリカ人にとっての仕事と家庭の問題を考えてみたいと思います。

アメリカ人は仕事より家庭を大事にします。これは私たち日本人の場合も同様なのですが、あくまでも一般論で人によって変わってきます。アメリカでも家庭より仕事を優先している人はいくらでもいます。私の知っている人は出張にでかけるときは他人の私がうらやましいぐらい(?)夫人と熱い抱擁とくちづけを交わすのですが、ただし出張先の電話番号は教えません。
またある人は今まで日本に出張するとき一度も奥さんを連れて行っていないのですが、今後も連れて行かないそうです。
ただ日本人と大きく異なるのは「家庭は仕事より大切だ」ということが社会に定着していますから、仕事の場面でプライベートなことが出てきても不自然ではないということですね。

筆者がアメリカである小さな会社の社長に会ったとき、この社長が男性のパートナーを連れてきました。その男性を紹介した後、彼女は We are engaged.(私たちは婚約しています)と言ってきたんですね。日本人の場合は仕事の関係ではじめて会った人にここまではっきりは言いませんよね。

また同様に別の小さな会社の男性社長に会ったとき女性のパートナーを紹介されました。二人から「散らかっている(messy)が、自宅に来ないか」と誘われました。二人とも our house と言っているのですが、二人の関係がどうもよくわかりません。招待に応じてその家に行ってみると、この家は男性社長の家なのですが、離婚した二人がそれぞれ子連れで結婚を前提に同棲しているのがわかりました。
アメリカ人の面白いのは、この家では犬とウサギを飼っていたのですが、これらも家族の一員としてきちんと紹介することですね。
このようにアメリカ人は日本的感覚から言えば自分たちの恥部も含め、取引先にプライベートな情報を提供してきます。

したがってアメリカでは仕事をプライベートな理由で断るのはなんでもありません。今日はデートだから残業はできないとか、家にいたいとかで十分な理由となります。この場合も具体的に言ったほうが相手とは人間関係上、うまくいきます。たとえばデートでも前から好感を持っていた相手と始めてデートができるとか、赤ん坊が生まれたばかりなので家にいてあげたいなどと具体的に言ったほうが好感を持たれます。
ですから商談の中でも公式的な話がある程度終ったら「実は私の家内がですね、」とか「最近やっと子供ができたんですよ」などとプライベートな話をしたほうがお互いに親しみがわき、その後のコミュニケーションがうまくいきます。日本のように「私事ではありますが」と断る必要はありません。断ったら相手はキョトンとするでしょうね。

反対に仕事で帰りが遅くなるときは具体的に言わないとアメリカ人の奥さんは納得しません。日本人のように「今日も付き合いだ」なんて言うのは通じませんね(It doesn't make sense)。
アメリカ人は仕事が終って意味もないのに上司や同僚と飲み歩くことはあまりしません。飲むのなら家庭に招待しますから、当然妻も仲間に入ってくるわけです。日本にはこのような習慣がないと筆者がアメリカ人に言いますと、それでは Is there no social life in Japan?(ソーシャルライフは日本にはないのですか)とよく聞かれます。欧米では家庭やピクニック、パーティなどが新しい友人と出会う「社交場」になっており、このような生活場面を英語では social life と言いますね。
残念ながらこの意味での social life は家庭に入った日本女性にとってはないかも知れません。もっとも最近の日本のミセスは積極的に自分たちの世界をつくってエンジョイしている人が多くなっています。この人たちに言わせれば、「旦那さま」中心の変なソーシャルライフなんか今更ごめんだと言うかも知れませんね。

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This page was written by Mike Sakamoto.
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