アメリカ人と交渉するアメリカ人と交渉する
読者から同じような質問が何回かありました。
アメリカ人と交渉しているとどうもこちらのペースにならない、あるいはつきあっている人と話をしていると言いたいことを伝えることができずに相手の言うことにいやでも納得させられてしまう、こんな時どうしたらよいのかという内容です。

英語が話せるようになって楽しくなったばかりの時はよいのですが、それが仕事となったり、あるいは好きな人ができたりして自分の本当の気持ちを相手に伝えようとすると、英語が日本語と同じように話せないことがわかりはじめます。ところが相手はこちらが英語がわかると思っているものですから、こちらの事情に関係なく話し続けてきます。
困ったことに英語は論理的な(logical)言語ですから、相手はとことんまで攻めてきます。問いつめられたあげく Is that OK for you? なんて言われて何となく割り切れないものがあるのですが、そんな微妙な表現はとてもできないし、しょうがなくて OK. と言ってしまいます。
後で考えるとあれは OK ではない、明日こそきちんと説明して決着をつけようと勇んで次の日また話し合うんですが、どうもこちらのペースになりません。「あなたの言っていることはあっていると思うんですけれど、それだけじゃないんだよねぇ。私の気持ちもわかって欲しいな」と言いたいんですけど、、、、、、。

こんなこと繰り返しているとストレスがたまってプッツンになってしまいます。プッツンにならないためには、またまたゲイバーにでも通って発散させるしかないですよねぇ。でもあんまり通うと失敗もありますよ。
筆者もとんでもない恥をかいたことがあります。新宿二丁目と言うとゲイバーの街です。隣が新宿三光町でこの真ん中にあるサウナはゲイのたまり場です。筆者がある連れとこのサウナに行ったとき、ニューハーフと言うんですか、胸は膨らんでいるのに、下はそのままついているおかまちゃんに「あらマイクさん、しばらくね、今晩待っているわょ」って言われたしまったことがあります。本当に恥ずかしかったですねぇ。

話はもどりますが、アメリカ人と英語で交渉したり話し合ったりする場合、相手は英語のネーティブ・スピーカーです。ところが私たちにとっては英語は外国語ですから、はじめから同じ土俵にいるとは言えません。
ドイツ人と話し合いをするとき、英語で話せばお互いに英語は外国語ですから、これは同じハンディを負い対等の条件です。
この同じ土俵にいないということを相手に知らせるべきです。つまり英語で話していても日本語の環境に相手を入れてしまうべきだと思います。
筆者はこのようなとき、I speak English but I really don't understand American culture.(私は英語を話しますが、アメリカの文化を理解しているとは言えません)とか、 I am not a native English speaker. (私はネーティブ・スピーカーではありません)、あるいは From the standpoint of Japanese perspective, I do not quite agree with you. (日本語の背景で考えますと、あなたのおっしゃっていることには合意できません)とかいろいろ言って、あとは相手に考えさせます。
話の途中に日本語を入れてもよいと思います。日本語を入れた後にその日本語を説明するために英語を話すようにすると相手は一生懸命に理解しようと努力し始めます。I wish you could understand Japanese. (あなたが日本語を理解してくれるとありがたいのですが)なんて、やると相手は負い目を感じます。

このようにすることで英語についてのハンディは解消されて同じ土俵になるわけです。アメリカ人は特にこちらが怒っているとわかると、いろいろ気を使って聞き役にまわりはじめます。
ただし英語で怒るのがまた難しいですから、日本語で怒ってしまえばよいのです。相手がわからなくてもかまいません。そうするとこちらがどうして怒っているのか相手がいろいろ聞いてきますから、それについて答えるようにするのです。

これでずいぶんと楽になります。
さて相手はこちらの土俵に入ってくれたわけですから、この後はできればジョークも交えて話し合いを終えれば理想的だと思います。アメリカ人はジョークが大好きです。真面目な商談でもジョークは歓迎します。
筆者がある面倒な交渉をしていて話がまとまらなかったとき、It's almost twelve noon. Why don't we reach an agreement and go for lunch? (もう昼ですよ。早く話をまとめて昼食にしませんか)と言ったら2時間もめていた話がすぐに片づいて交渉が成立したことがあります。
ここまで言えなかったらカタコトでもジョークを言うようにすれば相手が一生懸命理解しようとしてくれるはずです。

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This page was written by Mike Sakamoto.
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